CB&R WATAHIKI Restore '74 911 Carrera vol.2
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click to jump... | 基本は同じ、だけど… | 見えない所もこだわる | そして、フロント部へ |

基本は同じ、だけど…
911はタイプ901からタイプ964まで基本的な骨格は同じ、だからパーツの共有もしやすいんです。だけど…そのまま全てがボルトオンで付く訳じゃありません(当然ですけど)。
このフロントまわりもそう。ビッグバンパーのボディにナロー用のフロント周りを取り付けるためにはマウントが邪魔になります。そこでマウントをはずす…ということになるんですが、このマウントは溶接でガッチリ付いてます。バンパーだから当然ですけど…。
まず、マウント取付け部の塗装とアンダーコートを剥がし、スポット溶接の痕を出していきます。次にそのスポット溶接の痕をドリルで揉んで(写真①)、そこからタガネをいれて剥がしていきます。
右側は問題無かったのですが
(写真②)、左側は錆びて薄くなっていたため、剥がすときに穴が開いてしまいました(写真③)。こちらはバッテリーボックス(フロントトランク内)側ですので後ほど修正します。




写真①
バンパーマウントを
ドリルで揉みます


写真②
ビッグバンパーのマウントが
外れました

左側は穴が開いてしまいました
写真③
こちらは穴が開いてしまった左側
見えない所もこだわる
見える所は当然としても、見えないところまでこだわるのは労力的にも金銭的にも結構大変なことです。
しかし、見えない所にもこだわって仕上げた車というのは佇んでいても放つオーラが違うものです。
今回、このカレラは本物のRSR用プラスティック製ガソリンタンクを装着しました。
それ自体はスッポリはいりますし、重量的にはもちろん軽量化するわけですが、容量が大きいため周辺の機器の配置に影響がでます。
バッテリーがそのままでは納まらなくなりました。
そこで先のバンパーマウント取り外し時に穴が開いた部分にバッテリーが収まるように加工したプレートを取り付けました。
溶接後はコーキング処理をしておきます。
これでバッテリーも納まります。






こちらがノーマルタンク
写真④
こちらがノーマルのタンク
形状の違いが分かりますか?

バッテリーボックス部を一度切開

写真⑤
バッテリーボックスの部分を
一度切開します
そして、フロント部へ
フロントセクションもタイプ901とタイプ930では大きく印象が異なる部分です。
では、どこが違うのか?
まず、真っ先に思いつくのがバンパーですよね。
930では前方に突き出した感じの5マイルバンパーにウィンカーが埋め込みになっていますが、タイプ901ではライト下に別体となりバンパーはボディラインに沿った控えめなタイプとなります。
バンパー仮組み状態
ウィンカーとバンパーは901用を取り付けようとするとバンパーのトップラインが下がっているため寸足らずな部分が出てきます。ボンネットフードとフェンダーアーチです。
それぞれ延長します。バンパーは
RS用ですのでRSR用にフレアしたフェンダーに合わせる
にはやはり少々加工が必要です。ひとつひとつ、バランスを見ながら加工していきます。
これで前後フェイスの加工が終了しました。
Vol.3はいよいよ最終回。お楽しみに!!
延長したボンネットフード
写真⑥
ボンネットフードを延長
フェンダーとバンパーを延長
写真④
延長したバンパーとフェンダー
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